これから時々映画の紹介をいたします。
今回はゆるめに、シン・ゴジラ(2016年)
物語は東京湾に放射能をエネルギーにする生命体「ゴジラ」が出現、時間はかかりましたが自衛隊へ攻撃命令、があえなく撃退され日米安保にのっとって米軍に援軍を依頼(この手順がなかなかリアルでした。)、これも撃退され、いよいよ米軍の核攻撃しかないというところまで進展します。それを救ったのが凄いスキルがありながら「窓際」へと追いやられていた学者、若手官僚が日本を救うというストーリーでした。
日米との関係、国内の政治状況、またゴジラの出現は福島第1原発事故も示唆しておりました。
この映画の封切が2016年ですがこの時期、前政権が「美しい日本」「戦後レジュームからの脱却」を提示、反動なのか純粋な反応なのか、孫崎さんの「戦後史の正体」矢部さんの「知ってはいけない隠された日本の支配構造」などの著書が多数出版された時期でもありました。
映画のエンディングで竹ノ内豊さん扮する次期首相候補が「日本はアメリカの属国なんだよ。」という言葉、50代以上の方は「何をいまさら」と思うでしょうが、今のZ世代は違うと思う。(思いたい。)
サンフランシスコ講和条約を結んだ同じ日に植民地といわれても仕方がない日米安全保障条約が締結された。ごまかしてきたことが、鬱積し現状ではヘイトへと表れています。
私達同胞も特に若い世代はここら辺をもっと勉強すべきと思う今日この頃、明るい未来のために。
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